押せばやる気になるスイッチがあればいいのに
そんなことを思う季節がやってまいりました。そう、夏を制するものは受験を制する、ともいわれている夏休みが始まります。
夏休みは概ね一日中自由に過ごせますから、人それぞれの方法で翌年の志望校合格に向けた対策を打つものです。
- ・塾の夏期講習に行くものあり
- ・図書館などの自習室にこもって一日中自習するのもあり
- ・塾を掛け持ちして一日中授業で埋め尽くすのもあり
と、それぞれの方法で弱点補強や過去問演習などの対策をして、夏休み明けに秋の実り、つまり、秋の模試シーズンでの評価爆上げを期待するわけです。
とはいえ、めちゃくちゃ暑い上に40日程度あるわけですから、夏なのにどうしても飽きが来るんですよね。そんなときに誰もがほしがるものが
「やる気になるスイッチ」
あったらいいですよね。塾にお子さんを通わせているお母様。お父様。ひとたびポン!と押せばあら不思議。今までゴロゴロしていたお子さんが急に机に向かい出す。寝食忘れて勉強に没頭。あげく、クラスのダントツトップに躍り出て模試でも合格可能性80%連発。早く試験日が来ないかなぁと待ち遠しくて仕方がない。
いいですね。書いていて私も楽しくなってきました!
・・・
という夢を見ました(笑)
はい、「やる気になるスイッチ。」そんなものがあるのなら、いわれなくても何度でも押してやりますとも!
やる気になるスイッチは、押すのではなく、探すものです。候補はいくつかあります。
- ・8割くらい解けるものから手をつける
- ・比較的得意な科目から始める
- ・5分でいいから机に向かう
- ・1問だけでいいから解いてみる
- ・1ページだけでいいから読んでみる
どうせするなら意味のある行動をしなきゃ、なんてことにこだわると、始めることに対するハードルが上がりすぎます。
「結果なんてどうでもいいし、すぐやめてもいいから、まずやってみよう!」
お子さんがやる気になるスイッチを押したくなったときには、まずこう呼びかけてみてください。声をかける親御さんも、何か家で勉強する習慣があるともっといいですね。
「私は外で働いてきて、疲れているのよ。家はのんびりするところでしょ!」
「外で気を張って、家でも気を張って、いったい私はどこで気を休めればいいの?親が勉強をしている背中を見せればいい?そんなことわかってますよ。でも、それができたら苦労はないんです。まったく、もう!人の気も知らないで(怒)」
はい、お気持ちは痛いほどわかります。そうですよね。そこで、それこそ1分でもいいから自ら勉強を始め、「一緒に勉強しようよ!」とお子さんを誘ってみてはいかがでしょうか?
たったこれだけのことを一回呼びかけたくらいでは、おそらく何も変化はないと思います。でも、これを三日間、一週間、二週間と続けていくと・・・
スイッチが入るかもしれません。私は、試してみて実際に起きたことがあることしかおすすめはしていません。ぜひお試しあれ!